性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

カナダ人偽装結婚事件から考える「日本」という性犯罪規制の抜け穴

カナダ国籍の女性が、不適切なコスプレがしたかったと理由で2年前に偽装結婚をしたとした逮捕される事件がありました。
ご存じのようにカナダは、性犯罪に厳しく、そして不適切な性表現・コスプレなどにおいても厳しい規制が行い、青少年を守るために見知らぬ成人とコミュニーケションを取ること自体を違法化させることを徹底しており、性犯罪大国と呼ばれる国々は見本にして改善させなければならないほどしっかりした国で知られています。

しかし、今回の事件で浮彫りになったのはカナダにいられなくなった性犯罪者や不適切表現の創作物を目にしようとしたり、コスプレ目的で日本にやってくるケースは少なくなく、今回の偽装結婚事件でも例外ではありません。

世界のいかなる場所でも性犯罪者や不適切表現が認められるような逃げ場は存在してはならないことであり、この事件から考えても、日本は確実にそういった巣窟にできてしまう「穴場」となっていることは否めないのです。

世界で進む性犯罪対策、そこに抜け穴をつくらせないためにも性犯罪への厳罰化はもちろん、不適切創作物やコスプレなどへの自主規制に留まることなく、改憲をしてでも法規制を正当に行えるようにしなければなりません。

一方、カナダにおいては、こういった事件や問題があるとして、日本が法規制を行うまでは、不適切創作物を現地で閲覧や入手、そして今回のようなコスプレ目的を阻止すべく、ビザの発効条件を厳しくすることも検討すべきかもしれません。