性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

コミックマーケットなど同人イベントというのは本来は違法なイベントなんです。

幼女の身体を模した品の市場が、年間200億円に達しているなど問題視されている話はご存知のとおりですが、創作物にはもうひとつ問題視されるべき要因があります。


いわゆる二次創作の創作物の存在です。


ご存知のように日本の著作権法では、著作物を作者の許可なく改変することは翻案権または同一性保持権の侵害になっています。
また改変でなくても、別の創作物の1シーンを模倣して書く行為も複製権の侵害となっています。
しかし実態としてはこれらに違反している二次創作作品が世に出ているにも関わらず、摘発例というのは多いものではありません。
二次創作の改変においてもここでまた不適切な性表現を取り入れるようなものまであります。



侵害された著作者でなければ訴えることのできない親告罪」である事が原因となっており、著作者もファン活動だからと黙認されたり、諸般の都合で泣き寝入りせざるを得なかったり、そもそも著作者自らが認めてしまうの問題です。
コミックマーケットなど同人イベントで販売されるようなものはほとんどが違法というのは言うまでもありません。
しかも特にそのコミックマーマーケットの来場者数は年間50万人以上を突破しています。
50万の来場者にこういった違法なものを販売しているというのはたとえ経済効果があったからといって許されるべきものではありません。



一部著作者のモラルも問題になっています。
ニュースで報道されていますが、SE社による著作権侵害事件もそうで、本来著作者な方が別の著作者の著作権を侵害しているということも今後ももっと大きな問題として取り上げられるべきだと思います。
違法である二次創作がこういう事情により長年放置されているものが多いのは看過できない現状ですが、一次創作の段階でも実は侵害が行われているのであれば安易に二次創作を認めるということはあってはならないものです。
著作権法違反の非親告罪化を取り入れる動きが何年も前からあります。海外からも早期の要求も求められています。
二次創作に関しても当然一切認められるべきでもなく、著作者にも認めさせるようなことはさせないようなルールも取り入れなければなりません。



イギリスで海外でいくつかの国で認められるようなパロディ権が認められているそうですが、私達にとってはそれはとんでもないことです。
性表現を好まない創作家、出版、企業など、勝手に不適切な性表現に改変されたものをパロディ化と認められることに大きな懸念を持っています。
最近の日本でもパロディ権やフェアユースを取り入れようという動きがありますが、絶対に阻止していただきたいものです。
社会にとって有益でないものをつくりあげられることに関しては著作権法の面からも問題視していかねばなりません。
それをするためにも第三者機関や著作権団体の監視もより一層重要なものでなくてはなりません。