性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

許されない高裁判決

昨日、残念なニュースがありました。

性・暴力問題やAV出演強要問題に取り組み活動なさっている弁護士さんが訴えられた事件の控訴審の判決がでました。

1審より不当・悪質極まりない判決が出てしまわれたということで、ただちに控訴を表明され、訴訟は最高裁までもつれこむことになりました。

残念なことにこの国の性・暴力やその表現を用いた犯罪に対し、軽微な厳罰化しかなされていないことが現状であり、あろうことが事件によっては不当に不起訴処分や不当な無罪判決が下されることが少なくありません。国連から見ても性・暴力問題に関しては司法でも厳しい判決が出されないことには慰安婦問題をはじめ、性・暴力問題に対して諸悪の根源とされた国が解決に向けた取り組みを本当に取り組む気があるのかと疑問視するばかりです。

それだけではありません。この国は性・暴力表現を容認する女性も一部もいらっしゃるほどであり、さらにはまた性・暴力表現への厳罰化を実現した国ではある日、強姦を訴えた邦人女性が実際は女性の側が自ら男性側に無理やり行動を起こさせたとする事件があり、現在裁判が進んでおり、事件が起きた当事国では女性の側こそを罰するべきという世論まであるほどです。かつてですが、ある性暴力事件においては女性の側が死刑となり執行されるということもありました。

性・暴力は、男性側が起こすことが許されないことはもちろんですが、女性の側から容認したり、事件を起こすことを許されてしまうことにないよう、そして不当な不起訴処分や無罪判決もなくしていく、そういった不当判決を後から見直しできるようにすることが性・暴力の諸悪の根源とされた国が押し付けられてでも直させなければならないものでしょう。