性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

日中関係を破壊したヘイト行為の作者のアニメ化中止の作品。二度目は起こさないためには

すでに知られているとおり、今回起きた「二度目の人生を異世界で」の原作者のヘイトクライム行為、日中韓それぞれに対する関係の悪化を起こさせる重大な事態があったことは聞いております。

そして、作品内容にも問題があったとも聞いております。
性暴力表現ではないのですが、作者のヘイト発言だけでなく、作品に残虐な過去の歴史問題を彷彿させかねない内容もあったともヘイト被害者から指摘もあるようです。
なぜこのような内容が作品執筆差し止めが18巻になっても止められなかったのか、アニメ化も検討されていたという疑問もあります。

この件で犯罪予告まで行われたことも報告もあります。
ヘイトがあったからといったといってヘイトを行った者に対して脅迫や暴力を正当化すべきではありませんが、
一方で日中関係における国交正常化への悪影響は避けられないことが明白でしょう。
具体的には、これをきっかけに尖閣諸島への不当な領土侵犯や沖縄その他日本領土の独立・中国の領土譲渡を正当化させかねないという創作物問題で起こされたはじめてのきっかけという懸念は大きいものになるでしょう。
現時点では中韓からその問題に対する正式なコメントはありませんが、国連で大問題になることは避けてはならないことだと考えております。

創作物における表現の自由への規制の強化の必要性が高まらざるを得ない事件です。
ヘイトスピーチ規制法や各地域自治体において条例の規制もありますが、刑事罰が導入されていないことが現状でした。
こういった法律の改正も当然のことながら、憲法21条への改正もまた大きく動かすべきではないかと考えております。
与党支持の皆さんにおかれましても表現の自由が領土問題の悪化を懸念するようであれば規制の必要性がおわかりいただけるでしょうか?
そして一方、野党支持の皆さんも「表現の自由」の規制に反対してもヘイト規制はうまく機能はできません。


集会、結社及び言論、出版その他一切の表現において、 外国人や特定の人、団体などに対し不快感を与えたり、人権を侵害することを目的とした活動を行い、 並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。

といったような対案を積極的に出していかなければ、ヘイト規制も思うようにいかないと場面も出ることでしょう。
こういった事件に二度目はおろかは本来一度も許されてはならない、重大な事件だと感じております。