性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

そもそも妊娠させること自体を阻止できなかったのでしょうか?

京都府のある高校にて妊娠中の女子生徒に体育実技の補習を受けさせたことがニュースになっているようです。
この事件において、補習を受けさせたことが不適切かどうかを問題視されているような報道がなされていますが、根本的な問題が指摘されていません。

本来であれば在学中の女子生徒を妊娠させる経緯があったこと自体を問題視しなければなりません。
妊娠されたことは在学中に未成年が不適切な交際が行われ、性交等が行われたということを理解しなければならないのです。
学校によっては校則によってわいせつ、性交等などがあった場合などに処分を行う決まりになっているのが殆どです。そして処分をして在校することはおろか休学程度では甘い対応で、学業が正常にできなくなることから学業を諦めてもらわざるを得ないことが筋でしょう。
一方、刑法では、未成年同士が性交等を行ったことに関しては
事実上処罰されないこともまた殆どで、これもまた問題点のひとつです。

そして一度妊娠し、出産が間近になっていたり、もしくは出産してしまった事が起きればはその子のいのちを断つようなことが今度は許されないことになります。
そうなってしまえば遅すぎると言わざるを得ないですし、またそうなってしまった場合にその子供がまともに教育されるかどうかにも懸念が生まれることにもなります。
そのために未成年の性交等の一切の禁止を徹底して同様に未成年同士の場合での罰則の免除を廃止し刑事罰を科す法改正などをした上で、未成年同士が性交等が行われないようにする環境を整えなければなりません。

京都府では女子高が設置されている学校もありますが、その多くは私立であることを伺っています。
公立においても共学をやめて男子校と女子高に分けるなどの対策を取れる整備を進めるべきでしょう。
そして防犯カメラなどの設置を学内や通学路などでは義務づけなければなりません。
これは全都道府県にいえることでもあります。

一方で、妊娠し出産を許してしまった場合の対応もまた考えなければなりません。
若くしてそうしてしまった場合にしかるべき資格を持った者に変わりに教育させることのできるような体制を整え、確実に正しい教育を受けさせることでその子孫にまで同じ過ちを繰り返させないようにすることもやらなければなりません。
もちろん、未成年同士の性交によって女子生徒が出産するようなことが起きないことこそが、本来は望ましいことですが。

ある自由恋愛を禁止している団体に所属する家庭ではそもそも恋愛自体が行われないように徹底的な教育がなされています。
そういった家庭で育てられ、教育された未成年が性交を行われることはありませんし、そういった要求がなされればしかるべき対応を取り、性交を行おうとした者への対処を学校側へ要求し対処をさせるなど、「万が一」を起こさせません。
ある意味、未成年の自由恋愛等を全面禁止にする取り組みが国単位でできれば善いのにと、常々考えさせられています。

※6/16、一部内容を修正いたしました。