性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

いわゆる萌えキャライラストを用いなければ町おこしができないのでしょうか?

2016年、伊勢志摩サミットが開催されることになっています。
その開催地である都市のPRに海女の萌えキャラを公認したことで実際の海女をやっている女性のみなさんをはじめ、「女性蔑視」などとして撤回を求めた数百人の署名を提出しようという動きがあります。


この問題は実際にやっておられる海女さんの問題だけではありません。
以前から、企業や地方都市、お寺等のイベントで若者に関心を持たせるためにいわゆる「萌えキャライラスト」を登場させたりしている傾向があることを私達は問題視しています。
特定の産業などで萌えキャライラストを用いなければ、若者がまったく関心を持ってくれない世の中になってしまっていること自体に危機感を持つべきではないでしょうか。


若者のほとんどがアニメや漫画やゲームにしか関心がなくなり、それらの関心しか持っていない層から儲けることしか考えられなくなったという娯楽系の企業まである実態もあります。
社会に必要なライフラインにも関係する産業や、昔からの本来の伝統的な工業・産業の方で、後継ぎもいないとして廃業に追い込まれるケースもあり、今後もそういった状態が続けばそういったことがもっと増えていくことは避けられなくなってきています。
そういったことへの対策の中に前述の萌えキャライラストを用いるところもありますが、それで産業への関心が上がったかと言われれば、当の若者の関心は産業や企業の中身ではなく、萌えキャライラストの方だけでしかない実態も報告されていおり、中には不適切表現の二次創作イラストまで描かれるケースもある始末です。


今回の海女の件だけでなく、こういった萌えイラストを用いている実態を国連のある機関などにも問題提起させるなど国際問題とすべきと考え、対応を行わせるつもりです。
こういったことは
「女性蔑視」などだけでなく、特定の産業への「蔑視」でもあるということを忘れてはいけません。
そしてこういった萌えキャライラストを用いる実態の歯止めをかけるためにも法規制の対象にさせるような動きをさらに活発させるべきだと考えています。
これは海女だけの問題ではなく、様々な産業への本来のイメージを破壊させないためにも必要なことであるのは間違いありません。
そしてそれらを破壊しかねないことに繋がっている娯楽産業を社会がいつまでも野放しをさせるわけにもいかないでしょう。