性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

「この国では人の命をなんとも思わない人々が大勢いる」と思われて恥ずかしくないでしょうか?

ご存知のように、ISISによる人質事件は予断を許さない状況になり、刻一刻と彼らの言う72時間があっという間に迫ってきています。
しかし事件発生後のニュースについての反応についてみるとあまりにも現状を理解できていない、あるいは理解しようともしない自分勝手なネットユーザーの人が多くいます。

たとえば、「#ISISクソコラグランプリ」というタグを用いて攻撃的な画像加工やテロリストに攻撃や暴言をして彼らをさらに刺激するという行為をするような人たちは、人質にされた当事者やその家族や親族、関係者がどう思っているのか到底理解されていないのでしょう。
彼らの刺激的行動で命を奪われることがあれば、そういった悪ふざけをするユーザーはある意味テロリストよりタチが悪いと言わざるを得ません。

悪ふざけをするユーザーだけではありません。そういったユーザー層だけでなく問題とすべきは過剰な反政権的な立場を取るおもに左翼層と呼ばれる人達がこの事件を政権つぶしに利用するために日本政府がどちらの対応をとったとしても非難するという声明も確認されています。

そして、そういった層でなくても、人質にされた人達について、「人質を取られた側の自己責任」「人質になった人こそに非がある」とあたかも人質が悪いかのような考え方を持ち、中にはテロリスト側を擁護するような意見や、人質に早く犠牲になってもらったほうがいいというあまりにも人命を軽視しすぎている発言をしているユーザーすらも散見されました。

仮に実際に彼らがたとえ人質が取られたのが自己責任だという経緯であったとしても助けてはならないという理由にするべきではありません。

いつから日本に住む人々は人命を軽視しすぎるようになったのでしょうか。

憲法のとおりに、言論の自由表現の自由を尊重しすぎた結果ではないでしょうか?
これは度々私達が取り上げてきた児童ポルノなどの問題を、被害にあった人や被害にあわれる可能性のある人の存在を無視して、表現の自由を優先させようとした規制反対派がやっていたことをこれらのユーザーがやっているのと意味は同じなのです。

人命よりもそんなに画像加工したり政権を陥れることが大事なのでしょうか?
そうであるならば、そういった人達もまたテロリストと同じく、人間性に問題があると言わざるを得ません。

そういうわけで、今回は今の人質事件についてのネットユーザーに対して述べさせていただきました。
いかなる理由があってもテロというのは許されることではないですし、それを行うような人達の存在は否定しなければなりません。
政府は対テロのために中東地域の支援を行うことになりましたが、非軍事的なことだけではなく、やはりこういったテロ組織の撲滅に向けて軍事的なことも日本もできるようにしなければなりません。

軍事的なことをしなければ平和のままという考え方は捨て去ったほうがいいです。
もしものときの自衛権も認めないと仰る方々というのはそれはそれこそテロや不当な占領に屈せよと言っているようなものです。
そのこともよく考えなければならないでしょう。