性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

改正ストーカー規制法成立と今後

改正ストーカー規制法が可決、成立しました。
今回の改正点は、これまで電話やメールでのつきまといに限定されてきましたが、改正後は、対象がTwitterやLINEをはじめ、すべてのSNSやブログコメントでも対応できるようになります。
さらにこれまで親告罪であったものが、被害者の親告がなくとも摘発できるようにする非親告罪化になり、本人は許しても社会が許さないようにできるようになったことが今回の大きな進展と言えるでしょう。

改正のきっかけとなったのは、東京都小金井市でアイドル活動をしていた女性が刺された事件があり、この事件に浮き彫りとなった法律の不備を補う形になります。

アイドル産業、芸能活動を行う人達の多くには、過激なストーカーがつくことは少なくありません。
ファンとの交流を名目にイベントやSNS上での交流が見られますが、アイドルがファンに返事をするという行為自体にもファンがストーカーに変貌するきっかけをつくることも少なくありません。
執拗なコメントやTwitter上での執拗なリプライが今回のストーカー規制法の改正案での対象になっており、ストーカーを行いかねないユーザーの多くへの対策となりますが、頻繁にコメントやリプライを行わずに、表立っては一見安全そうなユーザーでも実際にイベントやプライベートなどで性・暴力行為などに突然なるケースもあることも想定しなければならず、今後の課題点になるでしょう。
アイドルや有名人アカウントにおいてはすべて告知等の発信のみにすることを徹底したり、あるいはアイドル産業自体は社会的に推奨すべきものではなく、最終的にはなくしていくことも選択肢として考えるべきではないでしょうか。

アイドル等に限った話ではなく一般の人達も同様のことが言えます。
殆ど述べることは前回の記事と被るのでこちらの記事を参照していただいた上で、インターネット上で知り合った者同士で恋愛行動などとろうとするがために起こり得るストーカーや性・暴力対策も実施していただきたいと思います。

そしてストーカーの事例に含むべきと考えるひとつ、ヘイトや性・暴力問題について活動している活動家や団体への嫌がらせです。
数年前に、それぞれの活動家や団体に執拗な嫌がらせを行い、活動を妨害してきたユーザーを思い出します。
最終的に鎮静化させることはできたものの、そういったユーザーではないにしても妨害活動がなくなったわけではなく、氷山の一角であったことは言うまでもありません。
当ブログに対しても例外ではなく、ごく一部にて妨害を働こうとしている反社会勢力や表現規制反対派のインターネットユーザーが監視しているため、そういったユーザーに対しても是非規制法による摘発をお願いしていただきたいと存じます。