性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

高畑容疑者不起訴処分と高橋被告の猶予判決は誠に遺憾です。

誠に残念なニュースがありました。
ご存じのように強姦致傷の罪で問われるはずだった高畑容疑者が示談成立により、不起訴処分とされ釈放されたことについてです。

あれだけの損害を与えながら、事務所からの解雇だけで済まされることというのは私達としては到底納得のできないことです。被害者の側も示談を受け入れていたことも残念でなりません。

示談自体もどういった内容かは現時点では不明な点もございますが、不当な内容でないかが不安視されます。
私達としては被害者本人が許しても社会が許してはならないという意識を持ち、しかるべき者たちがこの事件を強制起訴に持ち込めるようにできないかと考えているほどです。
強姦致傷ではなく、強姦としての罪であると親告罪になってしまい、被害者が訴えなれば罪に問えないのも問題であることは何度も述べてきました。
さらには性交同意年齢に関係なくすべての年齢においても当事者同士が同意であったとしても関係者が不適切な関係であれば罪に問えるような環境を整えなければいずれ別の人物が別の事件を起こされることは否定できないと言わざるを得ません!

このままこの事件を風化させることなく、本当に強姦罪に関する法改正を急いでいただきたいと思っております。

残念なニュースはもうひとつあります。
学校に侵入し女子生徒の制服の窃盗を行っていた元芸人に対し、執行猶予つきの判決が言い渡されました。

その背景には、大半の被害者との示談が成立されたことが挙げられますが、示談の成立のしていない被害者に対して納得できるとは思えない判決であると言わざるを得ません。
これに対しても言えることですが、被害者が許しても社会が許さないという意識で実刑判決を出してもらいたかったのが私達の意見です。
いくら有罪といえども何も問題がなければ刑務所に服役することなく罪がなかったことにされるも同然と言わざるを得ないことで、これも控訴をしていただきたいと思うばかりです。

以上、2つの事件についての主張ですが、こういった結果というのは、グローバルな視点で見れば納得すべきでない結果であり、これでまた日本は性犯罪に対して寛容的すぎると非難されることになり、誤解して悪意のある人によって性被害を起こさせる懸念が出てしまうことになります。