性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

女性の性被害を防ぐ目的で嘘をついて「彼氏がいるふり」は有効な手段とは言えません

続けて本日はもうひとつ、取り上げたい話があります。
よく私のご友人・知人からも聞いたある相談事でも、インターネット上でも見かける光景です。

それは、恋愛関係のない女性に対して必死にアプローチし、自分のものにしようという男性がいる話です。
好きでもない相手に執拗に迫られるのは、誰だって嫌なものでしょう。
中には凶悪なストーカーに変貌し、最悪事件にも至るケースもあります。

こういったケースにはどうすべきかという対応ではしかるべき機関への相談などをして対応してもらうことが一番です。
まともな対応してもらえないケースもあるようですが、まったく相談をしないよりはしっかり対応してもらえる人を探す方がはるかに良いことには間違いありません。

一方、執拗に迫られる男性への対策で、よくこんなアドバイスを目にします。
実際は彼氏など恋人はいない人でも、相手に恋人の有無を問われたら「彼氏がいる」と答えさせたり、または彼氏がいるように振る舞うなどの対応をさせるアドバイスです。
しかし、これは決して正解とは言えません。
諦めの悪く、しつこい男性の中にはたとえ本当に女性に恋人がいたとしてもその彼氏から乗り換えさせようとありとあらゆる行動をとり、平然と寝取ることもあるということを忘れてはいけません。

恋人関係はまったくなくても恋人は持つつもりはない。生涯結婚も子供もつくらないと表明する女性は世の中に多くいます。
そういった女性のみなさんは、恋人を持ってなくても誰とも付き合わないという強い意志と信念があることを主張しただいてそういったしつこい男性になんとしてでも諦めさせるべく強固になってもらいたいと思っています。
これは、インターネット上においてもリアル上においても基本的には同じです。
それに加え、とくに未成年はインターネット上で知り合った人とは絶対に会わないことを徹底させることも忘れてはいけません。
相手はどのような目的で接してくるかも注意深くしていかなければなりません。


パトーナー持つことを考える人も気を付けなければならないことは、パトーナーを持つ意思自体があるならば、絶対に一切恋人をつくってはいけないとは言いませんが、お試しのように安易に相手を見つけることは考えてはいけません。

若者の性意識調査アンケートにおいても「恋人からの性的な要求に応えるべき」と考える男子が約49%もいたとの事実を考えればなおさらのことです。
出来うる限り、「恋人が欲しいという願望」は持たないことが性被害を受けないためには無難です。