性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

休日の朝時間帯のアニメ・特撮などのテレビ番組構成に見直しをすべきではないでしょうか?

ある放送局のテレビ番組構成で、休日の時間帯にアニメや特撮を放映している状況が続いているのはご存知のことだとおもいます。
しかし、最近とくにアニメのほうでは朝時間帯にも関わらず不適切な表現があるという意見が出ており、そのたびに配慮して、問題の表現を改めているとのことです。
そもそも、休日朝時間帯にアニメなどの番組が放映されること自体に違和感を覚える人も少なくないと思われます。


アニメや特撮が子供向けに放映されてているといいますが、最近は成人以上の視聴者も増えており、実態としてはすでに子供向けとは言いがたくなってきている傾向にあります。
さらには子供向けの商品を購入している男性に「娘さんのために買われたのか」と聞いたところ、「自分用だ」と答えられたことに驚愕した販売店の店員もいたという話すら聞いたこともありました。
成人になったにも関わらず本来子供向けの創作物から離れられずに過ごしている大人も今では多くいると見られ、それによる様々な懸念も出てきています。
子供向けでなくても娯楽にばかりに目を向ける大人が増えるのは問題です。
これらの番組のために早起きをする人も増えていますが、早起き自体は生活していく中でよいことではあるのですが、その早起きの目的が有意義な生活を送るものではないだけに、本来の過ごし方とはかけ離れてしまっているのが現状です。


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さて、こちらの図ですが、アニメを視聴する人の割合と平均的な学力の推移です。
2013年度を除き、5年おきの図になっていますが、途中から統計が開始されたインターネット利用者の数が入っています。他の統計のほとんどは1997年度から統計が開始されていますが、こちらは5年おきの図ということでこの図では2000年からカウントしております。
なお、1997年統計開始当時はまだインターネット普及率は20%にも満たしていませんでした。


かつて、青少年の休日の標準的な過ごし方といえば、午前中はおもに予習復習、学校から出された宿題を行うなど、あるいは家族のお手伝いを行ってきたりし、午後になってからは家族と外出することや、あるいはお友達と過ごしたりし、門限までに必ず帰ってくるように徹底されていました。
しかし、最近の青少年の過ごし方はすっかり変わりすぎてしまいました。
前述のとおり、アニメ視聴はもちろん、インターネットやゲームばかりを朝にするという人もいれば、朝はいつまでも長く寝て、一方で夜は夜更かしをするというところもでてきています。門限を守れないどころか門限自体を設定しない保護者も出てきたようです。
学習のほうでは勉強するように言っても実態として勉強しているフリをしてこっそり遊ぶような人も出ています。
そういった人がSNS上で堂々とそういって自慢している人もよく見かけます。未成年飲酒やタバコだと問題視されるのにこういったことはあまりインターネット上では大問題視されておらず、危機感がないといえます。
その結果学力が低下した要因になってしまったのは言うまでもありません。
学力が低下したのは今の青少年だけではありません。保護者側でもとくに若い保護者の学力が低下しているということから、子に対しても勉強が教えられない深刻な問題もあります。正しい育てられ方も行われていないこともあり、中には虐待が行われていたり教育放棄もあることも社会問題化してきました。
子供の教育以前に保護者がまともに教育が行えないのもまた問題であり、そういった人が簡単に婚姻や出産をしていいのかという問題も出てきますがこれは既に別途他の記事でも取り上げていますので割愛します。



保護者にとっても青少年にとっても有意義でかつ社会によりよい生活を送ってもらうためにも、たとえば特定のひとつの放送局が朝時間帯にアニメを放映した結果、それが他局のまともな番組や教育番組の視聴者を奪っていくという意味でもあまりよいことではありません。
アニメを見させなければいいと保護者が判断すればよいのですが、保護者自身も率先してアニメ視聴をするような状況です。
海外においては朝時間帯にアニメを放映しないようにする政策が実施されているところもあり、これらもまた今後参考になるひとつの方法になるのではないかと思います。
いずれにせよ、現在の日本の特定の時間帯のテレビ番組構成は朝、深夜を問わず一刻も早く改めて欲しいと私達はそう考えます。