性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

長崎県佐世保市高1殺人事件から考えるべきことは

長崎県佐世保市高1殺人事件。
この事件についての報道を見聞きして同じ同級生による犯行の残虐さにはとても恐怖を感じさせます。
いろんなことがわかってきましたが、やはりアニメや漫画に関しても深入りしていたことも判明しています。
わいせつ表現も問題ですが、わいせつなものではなくとも、誰かを傷つけてしまったり、または死なせるような表現も平然と描かれた創作物も存在しています。私達はこういったものも問題視しなければならないでしょう。
今回の犯行の仕方は、そういった作品を見なければ、このような犯行方法を知りえることはなかったと思います。



サスペンスドラマは何故問題視しないのか、という声もあります。
しかし、最近のサスペンスドラマでもわざわざそういった残虐すぎる表現は漫画ほど行ってはいませんし、最近の青少年が好き好んでそれを見るというのは減ってきている傾向にあります。
もちろん、サスペンスドラマでもまったく問題視されていないかというと、そうでもありません。
あまりにも酷いと感じるものがあればそういったことも問題提起することは考えています。
青少年にとってどちらが読む気になるかといえば漫画やアニメのほうが多い傾向になっています。


もちろんそれらだけが今回の事件の一因だというわけでもありません。
彼女たちは一見仲のよく問題も起こさないような人達と説明されていますが、あくまでもそれらは彼女らの関係者から見た印象であり、彼女達が内心でどう考えていたかというのは一見わからないものです。


私自身も経験したことですが、私も高校時代の頃には仲のよい女子グループというものができていました。
この女子グループは常にトラブルもなく仲良くやっているようでした。
しかし、ある日、偶然トイレに入っていたときに仲のよいグループ仲間であるはずの一人の人の悪口を平然としてしていたのを聞き逃しませんでした。
当然その場には本人はおらず、しばらくして彼女達はトイレから立ち去りました。
その後教室で彼女はどうなっていたかというと、そのトイレの会話が嘘のように、普通に仲良く接していました。
卒業されるまで決して険悪になることもありませんでした。
そういったことというのは、私が大人になって知り合った関係者にそういったことを話せばよくあることだったそうです。


よく考えれば
、この女子グループの場合はあくまで陰口を叩かれただけで済んでいたかもしれません。
起こってしまった今回の事件の場合は一見仲良しの2人組だったのです。
加害者になった女子生徒は、陰口を話す相手もおらず、そうして加害者自身の中で鬱憤をためこみ、内心では被害を受けた女子生徒に恨みがあったことを隠し続けてきたのではないでしょうか?
ただ、本当にどこまで恨みが持っていたのかは定かではありません。
しかし、どのような理由であっても、人を殺める行為を及ぶというのは許してはならないのです。
それと同時に、今後同じような事件を簡単に起こさせないような環境づくりをつくらなければならないかというのを私達や教育者・子を持つ親が考える責任があることを自覚しなければなりません。