性犯罪・性的表現・ジェンダーに関しての様々の問題について

元ライターでもあった国内外ロビイストからの視点

iOS10重大バグから考える、盗撮防止等がより徹底できるような機能と対策を

現在では国内ではほぼどの人もスマホを利用しているともいえるくらいになってまいりました。
便利なものでもありますが、ご存じのように犯罪に悪用されているというケースもあります。

性の問題でいえば、スマホを利用した盗撮事件が多いこともよく知られたことであります。
児童ポルノ禁止改正法等でも盗撮なども対象にされたものの、無音などによって被害者が気づかないなどの問題があり、被害を撲滅するには課題があります。
そういった犯罪対策のために国内のスマホでは、シャッター音を無音にせず大きな音に出るように徹底されています。中には犯罪に悪用するためとしか思えない無音にするアプリなども問題になっています。

しかし、先日、iPhone利用者でiOS10にアップロードした場合に犯罪防止の観点から重大といえるバグがありました。
方法は防犯対策のために述べることはできませんが、ある方法を利用すると撮影時のシャッターやスクリーンショットを無音にしてしまう問題が発生してしまいました。そのことが拡散され、盗撮犯罪被害等が増える恐れから私達は修正するよう報告し、iOS10.1では無事対策を施されました。
子供や青少年にスマホを使わせている保護者はとくにアップデートをさせるように徹底させましょう。

しかし今後、故意にアップデートをしないユーザーが多く出ることが懸念されます。
Windows10のようにアップデートを強制的に自動的に実施させたり、または、故意にアップロードをしない端末に写真などを使えないようにする機能制限がかけられたり利用をできないようにする仕組みを取り入れさせるべきではと考えております。

なぜスクリーンショットも無音にしてはならないのかと言う疑問の方も多いでしょうが、スクリーンショットが無音である場合にカメラ機能使用中にスクリーンショットの方法で画面を撮影すればカメラに映っている被写体を撮ることができてしまうからです。また、スクリーンショットでも画質が劣るものの不適切な画像をダウンロードせずに撮影するという悪用もできてしまいますし、さらにはSNSの他人の投稿など、名誉を毀損するなど攻撃的な目的で使用されているケースもあります。
そういったこともまた、防止できるようにしなければなりません。
当然スクリーンショット機能自体を廃止し使えないようにするなどが一番手っ取り早い方法ではないかと考えていますが、必要な行為のために使えなくなるのには反対する方もいるでしょう。

その上で、犯罪対策としてのさらなる防犯システムや技術の開発が必要だと思っています。
たとえばスマホで撮影・スクリーンショットされた内容は通信ができる状態になれば自動的に捜査機関などに撮影されたいかなるデータもすべて確認できるようにし、その中では違法な画像や不適切な投稿内容のキャプチャー等がないかを即時に自動的にチェックし、発見されたらその端末から利用者を直ちに特定したり、画像からどういったことが行われているかを瞬時に把握でき、摘発できるようにするシステムを搭載できるようにするなどです。